北海道に生まれ住んでいるのでアイヌなど北方民族の暮らしには興味があるコスケです( ^ω^ )
コスケは生まれてからずっと北海道暮らし。
アイヌの血を引く友人などもいて、やはりアイヌやイヌイットの北方民族の歴史や暮らし、文化には興味があります。
現代社会でも寒い場所で暮らすというのはなかなか大変なことですが、昔の人はどうしていたのか、やっぱり興味があるんですよね。
今回は、そんなことを学ぶことができる網走にある博物館、北海道立北方民族博物館に行って来たのでその時のことをレポートしたいと思います( ´ ▽ ` )ノ
網走市の北海道立北方民族博物館に行って来た
コスケが行ってきたのは、網走市にある北海道立北方民族博物館です。
外観はこんなところ。
結構大きな博物館です。
その名の通り北方民族の衣食住などについて学ぶことができる場所。
様々なものが展示されています。
場所は網走市内のここ。
網走駅や網走市内からは少し離れていますが、車なら割と近いですし、タクシーでも良いでしょう。
駐車場も非常に大きなスペースがあり、車で来る際には駐車場所には困りません。
50台以上は駐められるでしょうね。
観光シーズン7月の日曜日の昼間なのにガラガラでした( ̄▽ ̄;)
観光場所としてはあんまり人気はないようですね。
開館時間は9時〜17時となっていて、わりと早めに開館されてるので、朝の観光に良いかもしれません。
では、早速北方民族博物館の中に入って見ましょう。
中には常設展示と特別展示があり、常設はその名の通り年中展示されているもの、特別はその時その時で展示物が変わるようで、年中見られるようなものではありません。
これが館内マップですが、常設展示の方が広いので、基本的なことを知りたいのなら、常設展示を見て回れば十分でしょう。
ちなみに、観覧料がかかります。
一般の個人大人なら常設展示で550円、特別展示で450円。
合わせて見ると800円なんですが、子供は別料金ですし、市内あちこちにある割引券を持って行けば割引も有ります。
コスケは網走の道の駅にあった割引券を持って、常設展示のみ見たので50円割引きの500円でした。
割引券がなくても、JAF会員なら同じように50円引きにしてくれます。
では早速中に入って見ましょう。
北方民族博物館を見てみる
常設展示の入り口は、非常に綺麗な青い通路になっていました。
この北方民俗博物館は、世界の北方民族博物館の暮らしを紹介するために作られたものです。
たまにアイヌの生活を紹介するための博物館と混同する方もいますが、あくまで世界の北方民族博物館。
アイヌだけじゃなく、イヌイットやエスキモー、なんかについての道具や暮らしも紹介されています。
まず最初に展示されていたのが服です。
各北方民族が着ていた服が展示されていました。
色々なデザインの服がある中、やはり興味が惹かれるのはアイヌの服です。
アイヌの人達が着ていた男性の服が展示されていましたが、どこか特徴的なデザインの服でした。
刀を持っているのも特徴ですよね。
北海道アイヌは倭人と交流があったでしょうから、日本の文化も混じっている印象です。
北方民族は服だけじゃなく、鞄や帽子なども独特のデザインのものを使っているように思います。
身につけるものも展示されていましたが、やはりどこか特徴的。
他にも様々な展示物がありましたが、次に興味を惹かれたのが住居。
一般的に北方民族の住居は季節によって移動したりすることが多いので、複数の住居を使い分けることが多かったようです。
住居は大きく分けて3つあり、冬の狩猟民族のベースキャンプとなり竪穴住居、それに移動が簡単にできるテントはトナカイの飼育や漁猟をする民族に好まれたとか。
そして最後が高床式倉庫などがある木造住居。
こっちは北太平洋沿岸近くに住む民族が好んで使っていたそうです。
ここで展示されていたのはイヌイトの住居。
北アラスカ海岸地域に住むイヌイトの家庭用伝統的な住居をモデルにして作った物のようです。
永久凍土を掘り、その中に流木や鯨の骨などで枠組みを使って、最後に全体を覆うように芝土を積み上げて作られた家。
台所や貯蔵スペースなどもあったそうで、実際にはもう少し大きいようですが、外の寒気が入らないように作られていたそうです。
なかなか住み心地良さそうですね。
これ以外にも宗教や催事に使われ対象や道具の展示もあります。
なんとも不思議な空間でした。
ちょっと怖い感じがしますね。
どこも宗教や催事に使われるのはこんなものでしょうかね。
他にも狩猟に使われた弓矢などの展示もあります。
当然、動物を解体するためのナイフなどもあります。
アイヌで使われていたナイフは、柄の部分が特徴的な形ですね。
後は漁の道具ですね。
北方民族は当然海から魚を捕って生活している民族もいましたから、その漁の時に使われた道具も展示されていました。
そして特徴的なのが、かんじきやスキーなどの雪用の道具。
北方民族は冬の雪対策もしなければいけません。
雪深い中を歩きために様々な道具が使われていたようです。
本当に様々な道具を使って、北の厳しい環境の中で生活していたんだなぁというのがよく分かる展示物が多かったです。
北方民族博物館は勉強になるし楽しいです
この北方民族博物館、歴史が好きな人やアイヌなど北方民族の暮らしや歴史に興味がある人にはすごく面白い場所だと思います。
北海道立というだけあって、入場料も比較的安く、子供や学生、高齢者などは特に無料や安価で見ることができます。
好きな人、興味のある人なら行って損はない場所だと思います。
綺麗に展示されていますし、詳しいことも書かれていますから、ひとつずつじっくり見れば1時間以上かかると思います。
中も静かでそんなに人もいないので、ゆっくり見ることが出来るんじゃないかな?
コスケはすごく楽しめました。
以上、北方民族博物館に行って来たというお話しでした( ^ω^ )
〒093-0042 北海道網走市字潮見309-1
TEL 0152-45-3888開館時間9時30分〜16時30まで
7,8,9月は9時〜17時
料金大人常設展示550円、高校生大学生200円、小中学生無料、65歳以上無料
駐車場あり(50台ほど)無料
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