苫小牧市への引っ越しを考えて思ったメリットとデメリット

苫小牧駅前 移住・引っ越し

苫小牧市は仕事でもプライベートでもよく行くコスケです(`・ω・´)

冬が快適な地域ということもあってコスケは好きなので、以前に苫小牧に引っ越しを考えていたことがあります。

その時に色々調べたんですよね。

今回は、その経験を元に、コスケが感じる苫小牧市の特徴と、苫小牧へ引っ越しを考えて思った、メリットやデメリットについて書いてみようと思います。

苫小牧は良い地域ですが、良いところもあれば、ちょっと難点かな?と思う部分もあります。

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苫小牧市の特徴

まずが苫小牧市の特徴からです。
苫小牧は、北海道の中でも比較的人口の多い市です。

約17万人ほどと、道内5番目の規模。
当然ですが、商業施設なども多くあります。

交通機関もありますが、基本は車移動が前提の郊外型の都市という感じの作りです。
商業施設は駐車場が多いし、車も走りやすい。

苫小牧市の場所はこのあたり。

苫小牧市の位置

見ての通り札幌からそう遠い場所ではありません。

太平洋側に面していて、道内一の港を持っている市ということもあり、日本国内のみの物流なら、貨物取扱量は日本一という非常に大きな港街です。

また空港のある千歳市と隣接していることもあり、立地条件のよさから、工業地帯を抱え、道内の物流の拠点でもあります。

高校は私立公立、工業高校合わせれば8校あり、市内で高校生活を送るには十分かなという気がします(`・ω・´)

大学も苫小牧駒澤大学、通称苫駒があります。
苫駒付属高校は、マー君がピッチャーとして甲子園の決勝を斎藤佑樹と戦った試合は未だに覚えていますが、そのマー君が在籍した高校でもあります。

あの試合懐かしいなぁ〜

大学進学は札幌まで行かなきゃ、選択肢はほとんどありませんが、高校までなら苫小牧市に住んでいて困ることはないと思います。

子育てをするにも悪くないのかなと思います。

そして、苫小牧は市内で原油や天然ガスの採掘がされてます。

港町ということもあり石油の備蓄などもされていて、世界最大級の地上タンク方式による石油備蓄施設があったりと、そのおかげか比較的灯油やガソリン価格は安い方です。

また、苫小牧市で最もコスケが注目したいのは積雪量の少なさです。
北海道の中でもかなり積雪量が少ないため、辛いと言われる北海道の冬もそんなに大変じゃないのです( ̄▽ ̄)

これについては後ほど詳しく書きますが、他にも色々と注目すべき点があります。

苫小牧市は札幌から近い大きな街

苫小牧市の特徴の一つとして、比較的札幌から近い大きな街という点があります。
苫小牧市から札幌中心部まで、JRならば快速1本で行けて1時間もかかりません。

車でも高速に乗れば1時間程度。
仕事帰りに行ける距離ではありませんが、週末買い物や遊びに行くくらいなら問題のない距離です。

通勤や通学も出来なくはないという距離でしょう。
苫小牧ほどの人口を抱えた市で、札幌に近いのところは他にありません。

それと、これは感覚的なことなのですが、人口17万人という数字以上に街は賑わいを感じます。

恐らくですが、単身赴任など住所を移さずに住んでいる人が多いためかな?と思ってます。

苫小牧は港町で、空港なども抱える北海道の工業都市。
また、自衛隊基地なども近く、転職や単身赴任など一時的に居住している人がいて、そのおかげで人口より賑わっている印象を受けます。

交通機関はJRとバス以外にも・・・

交通機関はJRが基本となります。
それでも市内には室蘭本線、千歳線、日高本線と3本の線路が引かれていて、苫小牧を中心に北海道の各所へ行くことができます。

これが苫小牧駅です。

苫小牧駅前

当然、駅も比較的多いため、生活するにも便利です。
市内にはバスも沢山走っているので、市内の移動にはバスも便利です。

雪も多くないので、バスの遅れも気になりませんからね。

それと高速道路も通っています。
札幌まで直接行けるのはもちろん、道南の函館方面、道北旭川方面などに分岐していて、車での移動も便利です。

さらに、苫小牧は港町ですから、フェリーもあります。
本州へ直接船での移動も可能。

そして新千歳空港の滑走路の半分ほどは苫小牧市内だということも忘れてはいけません。

苫小牧から空港も非常に近いのです。
車でも高速のれば15分ほど、乗らなくても30分ほどの距離。

JRの場合は乗り換えが必要ですが、距離は近いですしバスもあります。
色々な交通機関へアクセスできて、便利な市です。

苫小牧市は雪が非常に少なくそんなに寒くない

苫小牧で最も注目すべきは雪が少ないことだと思います。
太平洋側に位置しているため、冬は天気が良く雪がほとんど降りません

もちろん全く降らないわけでもないし、吹雪がないということもありませんが、札幌含めた道内の他の地域と比べても極端に少ないです。

平均的な降雪量はシーズン通して90cmほど。
積雪量も最大で10cm程度と極めて少ないです。

ちなみに札幌の1年の降雪量は450cm以上、積雪も80cmほどになりますから、苫小牧の雪の少なさがよく分かると思います。

これは苫小牧に限ったことではなく、太平洋側全般に言えることなのですが、札幌から最も近い雪の少ない大きな市ということなら苫小牧以外にはありません。

そして気温もそんな低くなりません。
1月の最低気温平均が-8.3℃とそんなに寒くないです。

札幌が-7℃ですから大きな差はないという感じですね。
冬の最高気温は天気が良い分札幌より温かく、冬に関しては非常に過ごしやすい地域です。

夏は涼しいが天気が悪い

冬が快適な分、夏は少々物足りないのが苫小牧。
天候も曇りが多く、カラッと晴れる日が少なめです。

もちろん全然晴れないわけではありませんが、札幌など日本海側と比べると晴れの日は確実に少ないです。

そして気温も上がりません。

一番暑い8月の最高気温平均は23.1℃。
札幌は26.4℃ですから3℃以上も低いです。

30℃を超える日はほとんどありませんので、過ごしやすいと言えばそうなのですが、夏らしい日も少なく物足りないとも感じます。

ちなみに苫小牧の一番熱い8月は、東京だと5月〜6月くらいのイメージです。
晴れが少ないということを除けば、過ごしやすい気温ではありますね。

ただし、朝は霧がかかることも多く、湿度は高いです。

気温だけ見ればエアコンなくても何とかなるのですが、除湿はしたいのであった方が便利かなと思います。

買い物するには十分な商業施設

人口が多いため、買い物をする分には十分な商業施設があります。
衣服を買うにもイオンモールやユニクロはもちろん、あちこちで買い物が出来ますから、市内である程度は買いそろえることが可能。

メガドンキ(ドンキホーテ)なんかもありますね。
どうしても苫小牧市内で手に入らなくても、札幌まで遠くないですから、そこまで買い物に行けば手に入らない物はほとんどありません。

家電量販店も複数ありますし、人口17万人もいますから普段の生活で買い物に困るようなことはまずないでしょう。

直売所などもありますから新鮮な野菜も食べられるし、港町ですから海産物も美味しく安いです。

新鮮な海産物や野菜を扱う飲食店も多く、寿司も美味しいです。
隣の白老町は牛が有名ですから、美味しい白老牛も手に入りやすいです。

食事も美味しく文句なしです(´∀`=)

仕事も多いし給与水準も比較的高い

苫小牧は工業都市で人口も多い市です。
当然仕事も多いです。

道内でも仕事は多く、給与水準も比較的高め。
移住するにも適している地域と言えます。

札幌まで通勤出来なくもないですし、仕事に関しては道内では札幌の次に恵まれている場所かもしれませんね。

苫小牧市の特徴について書いてきましたが、続いて引っ越した際に感じるメリットやデメリットについても、コスケの視点で書いてみようと思います。

苫小牧に引っ越しした際に感じるメリット

最大のメリットはやはり雪の少なさでしょう。
非常に雪が少ないですから、北海道で生活する上で一番大変な冬の生活はすごく楽です。

雪が少ないと除雪された雪も少ないため、道は広く走りやすいです。
元々、物流の拠点ということもあって、道は非常に広いので、年中広々とした道路になっていて、車で走る際もストレスは少ないです。

もちろん商業施設が建ち並ぶ場所は混雑しますが、札幌に比べれば可愛いものです。

昼間天気も良いので光熱費も抑えられますし、苫小牧周辺は市内かなりの範囲で都市ガスも使えますので、エネルギーの選択肢は多いです。

暖房もオール電化、都市ガス、灯油と選べます。

札幌から近いのもメリットで、少し特殊な物が欲しくても、週末を使えば買い物で不便を感じることはないでしょう。

病院も大きな病院があり、困ることはありません。
やはりコスケにとっては雪の少なさ、そして札幌などへのアクセスがしやすいという点が大きなメリットです。

苫小牧に引っ越して感じそうなデメリット

とはいえ、デメリットもあります。
近いといっても札幌までの距離はそれなりにあって、平日仕事帰りにというのは難しいです。

ススキノで飲み会や集まりなどがあっても、0時頃の終電は苫小牧の手前の千歳までしか走ってません。

最終電車は23時過ぎ位と比較的早めです。
まぁ、それでもこの時間まであれば何とかなりますけどね。

そしてもう一つの問題が夏の日射不足です。
涼しいのは良いのですが、太陽がでていることが少ないので、元々短い北海道の夏がさらに短く感じます。

夏が好きな人にはちょっとキツい土地かもしれません。
コスケは元々寒がりということもあって、苫小牧市内だと真夏の一番暑い時期でも半袖を着ることはないです。

薄い長袖で、ちょっと暑く感じれば腕をまくれば十分という感じです。
夏に晴れないのはデメリットですよね。

これは冬の快適さとトレードオフですね。

苫小牧市は特に道外からの移住や引っ越しにはおすすめ

ここまで苫小牧市の特徴や、引っ越しや移住した場合のメリットやデメリットを考えてみました。

コスケが苫小牧市に引っ越さなかったのは、もうちょっと札幌から近い方が良いかなということと、夏の日照不足が理由です。

もちろん夏も晴れないわけじゃないのですけど、札幌に住んでいたコスケにしてみればちょっと寂しいですし、もうちょい暑くても良いかなという気がします。

ただ、その反面冬は非常に快適。
そして給与水準も道内では決して悪くはなく、仕事も多い方です。

それを考えると、本州からの移住には悪くない地域かなと思います。

JR、車共に道内各地へのアクセスが便利な場所ですし、何より空港も近いですから、本州へ仕事や用事で出かけたり、誰かが遊びに来てもアクセスしやすいです。

夏も涼しいので、本州から来た人には快適かもしれません。
湿度が高めなのと天候が良くないという点だけがネックですけどね( ̄▽ ̄;)

以上、苫小牧市についてでした。
もし、北海道に移住や引っ越しを考えているのなら、苫小牧市も選択肢の一つに入れて考えて見てはいかがでしょうか。

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