北海道でエアコンは使う?ついてない家も多いです

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夏はエアコンがないとやっていけないコスケです(`・ω・´)

北海道にはエアコンはない、使わないと思われがちですが、最近の家ではエアコンがある家も多く、夏は使うというところもあります。

我が家もそうです。
夏は24時間エアコンを入れっぱなしだったりします。

そう、北海道でも夏はエアコンを使う家はあるのです。
もちろん全ての家庭で、というわけではありませんので、今回はそんな北海道のエアコン事情について書いてみたいと思います。

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北海道でも夏はエアコンがあると快適

北海道に住んでいると、エアコン使わなくても良いでしょ?なんて言われることもありますが、北海道でも真夏なら昼間は30℃を超えることがあります。

もちろん湿度は低めなので、蒸し暑いというわけではなく、なくても何とかなるのですが、あった方が快適なのは間違いありません。

元々そんなに気温が高くないこともあり、さほど電気代もかかりませんから、最近では北海道でもエアコンを使う家庭は多かったりします。

我が家もそうで、夏になれば遠慮なく使います。
ただし、北海道で本当に暑いのは7月後半〜8月前半くらいです。

なので、もし冷房目的として使うのならその期間+たまに暑い日もあるのでその日くらいになると思います。

コスケの場合年間通して冷房目的で使うことはほとんどなく、除湿目的での稼働。
それで窓を閉め切っても室温は28℃以下になりますし、湿度も30%〜40%と低くなるので快適です。

この快適さに一度慣れると、エアコンなしで過ごすのはしんどいですね。
夏はやはりエアコンがあると快適です。

ただ、あくまでエアコンがあるのは比較的新しい家だけだと思います。
築10年以上の家は、エアコンがついてないことも多く、ついてても全然使わないということもあります。

コスケの実家も築20年ほどでエアコンはついてますが、使っているところを見たことはほとんどありません。

あんまりエアコンを使う習慣は、新しい家を除けばないというのが現実。
賃貸でも、ここ数年エアコンのついてる物件も増えましたが、基本はエアコンなしですから、まだまだ普及率は低いです。

冬はエアコンより北海道では灯油ストーブを使う

北海道では冬に暖房にエアコンを使うことはほとんどありません。
北海道は非常に厳しい寒さですから、エアコン暖房じゃ物足りないのです。

大半の家で使っているのは灯油暖房。
古い家なら灯油ストーブが多いですし、比較的新しい家でも灯油を使ったセントラルヒーティングを採用している家がほとんど。

灯油じゃなければガスということもありますが、やはり灯油のシェアは大きいです。

もちろん中にはオール電化もあります。
コスケの家もそうです。

ただ、オール電化ですがメイン暖房にエアコンを使うことはありません。
オール電化の場合でも、少し前なら蓄熱暖房や電気ボイラー、新しい家ならヒートポンプ(エアコンと同じ原理)での床暖やパネルヒーターの家などがあります。

ただ、オール電化の家は少ないです。

北海道では冬にエアコンが効かないわけじゃない

暖房にエアコンを使わない理由は、寒くて使えないわけじゃありません。
我が家もそうですが、ヒートポンプを使ったエアコンと同じ原理の暖房ですから、エアコンでも部屋は暖まります。

寒冷地仕様のエアコンなら外気温が-20℃でも稼働しますから、北海道のごく一部の地域を除き問題なく使えます。

しかし北海道では採用されません。
その理由はいくつかあると思っています。

一つは積雪の問題です。

エアコンはシステム上どうしても室外機が必須です。
そして室外機が雪に埋もれてしまえば使い物になりません。

北海道では雪が降るので、室外機を付ける場合は架台を付けて高いところに設置しますが、それでも周りの除雪は必要です。

その面倒があるのでわざわざ採用する家庭が少ないというのが一つ。
雪の少ない地域ならこの問題はありませんが、豪雪地帯なら致命的です。

もう一つは、家中温めるのが難しいというのもあります。
北海道ではトイレや各部屋も含め、全ての部屋を暖める全館暖房が一般的です。

エアコンだと最低でも1階と2階に1台ずつ、家中隅々まで温めようと思えば、各部屋への設置も必要になります。

沢山のエアコンの設置は、費用もかかりますし電気代もかかるので、何のメリットもないです。

もちろん、家の設計をうまくやってエアコン1台で温める家造りも可能ですが、間取りの制限もありますし、冷房ならまだしも暖房をエアコン1台でというのはかなり難しいです。

土屋ホームなどのハウスメーカーは、換気システムとエアコンを上手く合体させて1台で暖まるようにしていますが、そういうところは稀です。

最後の一つは、エアコンは実際の室温の割に体感温度が低いという点です。

北海道の暖房はストーブや蓄熱暖房、床暖、パネルヒーターなど、室温を温める+輻射熱で物体自体の暖かさも感じることの出来る暖房が主流です。

焚き火などと同じで、空間の温度以上に、熱源から発せられる熱で暖かいからです。
焚き火なんかは空気の温度を上げているわけじゃありませんが、火からでる輻射熱で暖かいですから、北海道では同じ原理で室温上昇+輻射熱で温まるというのが一般的。

しかし、エアコンは温風で部屋を暖める機械。
エアコンの前に立っても、温風を浴びない限り暖かくはありません。

つまり輻射熱が出ていないのです。
なので、暖かさの質はエアコンは別で、同じ室温でも輻射熱がない分さむく感じます。

しかも、空気を動かして循環させるので、常に風が吹いてるような状態。
室温の割に寒いのです。

端的に言ってしまえばエアコンは、北海道で普及している他の暖房より、明らかに快適ではなく寒く感じるので普及しないのです。

唯一のメリットの光熱費の安さですが、それもここ最近の原発停止による電気代の値上げで、メリットは薄れてしまっていますからね。

そう考えると、寒くて光熱費も安くないエアコンを導入するメリットがあまりないのです。

北海道で使うなら寒冷地仕様がおすすめ

そういこともあって、北海道でエアコンをメイン暖房とするのは厳しいのが現実です。
しかし、夏場の冷房用として使うのならあったら快適ですし、真冬以外のちょっと寒い時に使う分には全く問題ありません。

なので、エアコンの用途は夏の除湿冷房&秋や春のちょっと寒い日用という感じになります。

この用途の場合通常のエアコンでも良いのですが、もし北海道で使うのなら寒冷地仕様がオススメです。

寒冷地仕様なら真冬でもサブ暖房や予備暖房としても使えますから、冬場の利用範囲がグッと広くなりますからね。

灯油やガスなどもエアコン以外のメイン暖房は設置しつつも、1台〜2台夏用&予備暖房として、寒冷地仕様のエアコン設置するのがオススメです。

もしメイン暖房が壊れた場合でも、エアコンである程度の暖をとることができます。

我が家は寒冷地仕様にしなかったので、真冬のサブ暖房や予備暖房としては使えず後悔しています。

次回交換の際は寒冷地仕様にしたいと思っています。
以上、北海道のエアコン事情でした( ´ ▽ ` )ノ

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