北海道の暖房にはそれなりに詳しいはずのコスケです(`・∀・´)
何十年も北海道に暮らして、色々な家を引っ越し、沢山の家にお邪魔しているので、北海道の暖房事情についてはそれなりに詳しいと思っています。
今回は、そんな北海道の暖房について記事にしてみようと思います。
北海道の場合、様々な暖房器具がありますし、戸建てと賃貸アパートでは一般的と言えるものが違うのでそのあたりについても詳しく書いてみようと思います。
戸建ては温水パネルセントラルヒーティングが一般的
まずは戸建て、一軒家ですがここ20年くらいに建った比較的新しい家は温水セントラルヒーティングが一般的です。
新築の7〜8割はこのタイプが採用されていると思います。
お湯を温めるボイラーがあって、そこから各部屋のパネルへ温めたお湯を循環させて家中を温める暖房です。
実家のボイラーはこんなのです。
上は給湯器なので、下の機械が灯油ボイラーです。
灯油以外にもガスを使うものや電気で動くものもあります。
各部屋には放熱パネルがついていて、それが暖かくなり家中を温めます。
実家は灯油ですが、我が家が電気(ヒートポンプ)で動くタイプ。
これが本体。
下からは各部屋へ不凍液を循環させるパイプが出ています、
ここから各部屋に暖められた不凍液が循環し、家中を温めます。
ヒートポンプ式なのですが、温めるのは空気ではなく不凍液、エアコンと同じ原理なので外に室外機もあります。
北海道の戸建ては断然このセントラルヒーティングが多いです。
一昔前、20年ほど前までは灯油FFストーブが主流でしたが、リビングしか温まらないということもあり、現在採用されることは殆どありません。
サブ暖房はエアコンやポータブル石油ストーブ
本州でメイン暖房として活躍する機会の多いのが、エアコンやポータブルタイプの石油ストーブだと思います。
北海道ではこれらはメイン暖房としては役不足。
サブ暖房としては良いですけどね。
ポータブルストーブは熱量が小さいので、メイン暖房にしようと思えばリビングに数台、各部屋にも1台ずつと大量に必要。
灯油の給油も面倒だし、戸建てでメイン暖房にはならないです。
エアコンもメイン暖房には選ばれません。
使っていて思うのが、やはり普通の暖房とは少し違う温まり方だというのが問題で、風があるのと輻射熱が出てないということもあって、同じ室温でもエアコンは寒いんですよね。
北海道でも使えるエアコンはありますが、少し寒いので避ける傾向にあります。
同じ暖房なら、輻射熱であたたまる分温水セントラルヒーティングの方が暖かいですからね。
比較的新しい家は北海道でもエアコンがついているので、サブ暖房としてエアコンを使うことは多いと思います。
メイン暖房を稼働させるまでもないくらいの時期、10月〜11月上旬や5月〜6月上旬あたりはメイン暖房を動かすほどじゃないけどちょっと寒いということもあります。
その場合、サブ暖房としてエアコンを使うことは多いです。
比較的古い家の場合、ポータブル石油ストーブも使うこともあります。
メイン暖房にリビングの灯油FFストーブがあるだけの家の場合、他の部屋は寒いのでポータブルタイプの石油ストーブを年中使うことが多いです。
各部屋が寒いので、そこで使うんですが、新しい家は先程書いたように家中を温めるセントラルヒーティングなのであまり使いません。
賃貸はFFストーブが一般的
賃貸の場合はまた少し話が違います。
賃貸では様々な暖房のタイプがありますが、比較的多いのがFFストーブかなと思います。
ガス式のもの、灯油式のものなどありますが、プロパンガスを使ったストーブはガス代が非常に高いので絶対に選びませんでした。
灯油FFストーブが付いた賃貸が良いですね。
コスケは家を借りるときは、まず暖房の種類を確認するという感じです。
たまにエアコン暖房のみの賃貸もありますし、中には暖房なしというところもあります。
自分でポータブルを持ち込んで使ってくれってことだと思いますが、ワンルームでも大半の家には備え付けのFFストーブがついているかと思います。
エアコン暖房がメインの本州とは、やはり少し暖房事情は異なると思います。
以上、北海道で採用されている暖房器具について書いてみました。
特に戸建ては北海道はちょっと特殊なのかなと思います。
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